訪問マップ
スポンサーリンク

【介護保険サービスと民間事業の違いについてその2】

介護
スポンサーリンク
スポンサーリンク

さて今回ですけども、前回の続きで介護保険サービスと民間事業の違いについてその2という内容で書かせて頂きます。前回は報酬面での違いについてほんの一部分を書かせて頂きましたが、改めて介護保険ってだんだん複雑になっているなと実感しました(経営者の方や管理者、ケアマネは本当に大変だと思いました)。今回はガラッと内容を変えて、主に現場のお仕事についての違いについて書いていきます(民間事業はスーパーマーケットを軸にしていきます)。

※あくまで個人の主観ですので、ご理解の程、ご容赦ください。

介護保険の現場について(在宅)

介護保険サービスの現場(在宅場面)についてそもそも介護保険サービスを利用されている方にはケアプラン(居宅介護計画書)というものがあり、介護保険サービス事業者は原則この計画に沿ってサービス提供を行います。これはケアマネが作成します。といってもケアマネが勝手に作るのではなく、利用者本人、家族、関係機関と都度合意形成しながら作成していきます。ですから、サービス事業者(デイサービスやヘルパーサービスなど)は勝手なサービス提供が出来ず、ケアプランに沿った内容でサービス提供していきます(ケアプランに沿っていなければ行政からペナルティもあります)。この点は民間事業にはない部分で特殊です。

職場環境の違いについて

次に職場環境ですが、介護の現場では常に高齢者と接する場面が多く、人に対するサービスの為、日々変化することが多いです。また多くのご病気を抱えておられ、ナイーブな側面もありますので、関わり方が難しいです。ですから、職員同士のコミュニケーションや情報共有も重要となってきます。その為、高いコミュ二ケーション能力や人の気持ちを推し測る能力も必要になってきます。また他社間での協働というものが当たり前なのも特徴で、他社の方との交流も自然に多いです。いかにネットワークを築けるかも重要で、それによって在宅ケアも変わってきます。また良い人材程、ヘッドハンティングされることが多い為、他社目線からの評価というのも分かるのが特徴です。
反対にスーパーでは介護に比べると、対人スキルはそこまで求められておらず、どちらかというと作業のスピードや丁寧さが求められているように思います。もちろん直接接客する場面が多いサービスカウンターやレジの仕事、クレーム対応などを行う店長には対人スキルも必要になってきます。
介護の場合、ある程度のマニュアルは存在しますが、それがそのまま全員には当てはまらず、職員同士が話し合い統一事項や注意事項などを決めていくことがあります(いわゆるカンファレンス)。職員それぞれに介護感というものがあり、介護に対する想いみたいなもので、どうすれば利用者にとって1番良いケアが出来るか??というものを個人やチームで考えます。時にその介護感がぶつかって、揉めることもよくあり、人間関係に悩み離職される方も多いです。
この点スーパーでは決められたマニュアルを実行していき、作業効率を求め常に課題の抽出と改善を繰り返していきます。人によってやり方が大きく変わることはない為、介護程に人間関係に悩む場面が少なく、これを理由に離職される方は少ないように思います(うちのスーパーだけかもしれませんが)。もちろんマネジメントや育成に関わる職位の方々はチームを円滑にすることや人に対しての課題解決能力も求められます。
どちらの業界にも良い点、悪い点はありますが、主軸の考え方で【お客様ありき】という点は変わらないです。どちらも重要なインフラな為、このコロナ禍でも必要とされる誇れる仕事だと思います。

仕事のやりがい

介護現場については、仕事として行っていることに対して利用者様から「ありがとうございます」や「本当に助かります」などお金を支払っているにも関わらず、ダイレクトに感謝を述べられるという場面が多いです。そういった面もあり自分の仕事が誰かの役に立っているととても実感できる仕事といえます。 

また常に状態が変わりやすく24時間・365日対応する為、チームでケアにあたります。チームで協働する形は様々で、施設であれば自社の職員で多職種(介護士や看護師、医師などの専門職)との連携があり、在宅介護では他社の専門職同士で連携することが多いです。自社職員同士の連携ならともかく、他社職員との連携となると、それぞれの会社の理念や方針が違う者同士で同じ方向性を決めて、日々変わる利用者様の状態変化に対して、迅速かつ正確な対応や連携が求められます。一見難しいなぁと思われますが、それぞれの職種がプロとして自身の役割を100%こなして、それぞれの得意分野を重ね合わせて、目標達成していくのはとてもやりがいを感じる場面でもあり、一人や一つの会社では成しえないことも生まれる感動もあります。結果として、利用者様にも利益があり喜ばれますと最高です(^^)

一方、スーパーではダイレクトに感謝されることは介護職と比べると圧倒的に少ないです。どちらかというと理不尽なクレームが多いのも印象的です(介護でも理不尽なクレームは多いですが…)。大体はレジ係やチェッカーと呼ばれるサービスカウンターの責任者あたりが対応されております。コロナ禍でも理不尽なクレームは多くなり、実際ストレスを抱えるスタッフも多いと思われます。やりがいについては会社の規模や方針によってかなり変わる印象があります。特に店舗スタッフであれば部門の責任者にある程度の裁量権(売り場作りや地域の実情を踏まえた展開などを自分で考えて)を持たしてくれるスーパーであれば自分で考えて、どうしたら粗利を取れるか?またそれを実行して上手くいった時の喜びはあると思います。段取り次第で作業の効率が決まる業務ですので、段取りが上手くいき、予定時間よりも作業が終われば達成感はあると思います。

給与面

こちらも企業規模によって両者とも違いが出てきます。介護業界全体としての相場は、おおよそ年収300万円~420万円程度と言われてます(職種によりばらつきあり)。一方、国税庁のデータによると、給与所得者全体の平均年収は467万円となっています。この数字と比べると、介護業界の平均年収は低いと言えます。最近の動向として、国は現場の介護職(特にリーダー格や経験年数10年以上)の待遇改善を実施する動きがあります(ケアマネはなかなか待遇改善されないどころか、必須の更新研修の費用や時間負担が莫大)。

一方、スーパー業界全体としての相場は年収約360万円~493万円です。大手や中小との違いはありますが、給与所得者全体の平均年収に近いと言えます。役職によっても年収は大幅に変わりますので、店長やバイヤー職を目指せば年収の大幅アップも見込める企業はあります。最近の動向としては、働き方改革などもあり、残業時間の適正化に着手している企業も多く、昔は残業代見込みで生計を成り立たせていた方からは残業代は出ないが、業務量は増えているのでサービス残業が増えているという現状もあります。現在はコロナ禍で一種のバブル期となっておりますが、コロナが収束した際の反動は必ず来ますので、そこへの対応が遅れている企業にとっては最悪減給やリストラなどもあるかもしれません。

まとめ

どちらも顧客のライフラインを担っており、社会的意義のある仕事と言えます。このコロナ禍でも、犠牲にしている部分がたくさんあり、使命感で遂行されているスタッフの方々には頭が上がりません。どちらの職種にも言えることは、ある程度余裕のある生活水準を賄える収入があると、心にも余裕が出て、仕事の成果や顧客満足度、さらには家庭にも好影響をもたらしてくれるということです。もちろんお金には変えられない価値感というものが、両者の仕事にはあり僕は両方の仕事が好きです。(おわり)

コメント

タイトルとURLをコピーしました