スポンサーリンク

とくし丸の見守り事例(上級編)

介護
スポンサーリンク
スポンサーリンク

こんにちは。最近息子はパパとよく呼んでくれますが、ママとはあまり呼ばないので気を遣えと息子に思っている関西スーパー7号車のオオバです。

さて今回ですが、我々のお仕事には小売業とお客様(高齢者)の見守りという側面があります。今回はこの見守りについて一部事例をご紹介致します。ただ内容については、上級者向きになってますが、知っておいて損はない内容と思いますのでよければ参考にして下さい。

販売時における見守りについて

とくし丸での販売では、同じお客様に対して週1回ないし2回程度訪問します。つまり3〜4日に1回は顔を合わせて、お話しできます。特に独居世帯のお客様でとくし丸以外の関わりがない方にとっては貴重な関わりとなります。また身だしなみや普段の様子との比較、会話の内容や喋り方などからもあらゆるリスクの予想が可能となり、先手を打つこともできます。もちろん1人では全て対処は出来ない為、各関係機関との連携が重要となります。特に家族様が遠方やすぐに来れない環境の場合は何かあった際に助かる存在となります。

各関係機関との連携について

連携というと大げさに聞こえますが、「ほんの些細なこと」がとても貴重な情報となることもあります。包括やケアマネさんは忙しそうやからこんなことで手を止めては申し訳ないと思われる方も少なくないと思いますが、全然気にしなくていいです。なぜなら専門職でもない方からの見守りに関する情報というのは、なかなか上がってこない貴重な情報です。例えばコンビニの店員さんから常連さんの様子がおかしい(認知症)や金融機関や郵便局からの情報提供もとても貴重で重要だと思います。たとえ思い違いだったとしても「何もなくて良かったねはははっ笑」ぐらいで思えれば最高です。むしろささいな情報提供をおざなりにしたり、不機嫌な対応を専門職が行なっているのであればそれはナンセンスです。見守りは個人や少数の関係機関だけでは不十分で、見守りに関わる人が多ければ多いほど良いと考えてます。「地域で見守る」ことが重要かと思います。

とはいえ色々な方が関係機関におられるので、電話だけで対応されたり、塩対応の方、全く動かない方々もおられます。ただ福祉に携わる方で、どの関係機関でも1人は熱心に関わろうとされる方はいると思います(そう願いたい🤲)ので、そういう人を早めに把握しておくことをオススメ致します。

余談ですけども、個人的に思うのはとくし丸をされている販売パートナー(販売員)の方が介護関係者より熱い方が多く、お客様に対してどのように対応するべきか?何かできることはないか?と日々考えている方が多いように感じます。ですからぜひとも関係機関との連携の仕方も学んでもらえたら地域のインフラ機能として、一段階レベルアップすると思います。

事例

  • 80代女性 独居 夫は数年前に他界
  • キーパーソンは甥 普段連絡は取っていない。甥の存在を知るのにも一苦労。
  • 最近腰痛がひどく、自力で外出が出来なくなった。玄関の鍵を開けに来るのも難しくなった。トイレや居室内の移動は何とか出来るレベル。軽度〜中等度認知症傾向あり。金銭管理も難しい。
  • 本人は介護サービス導入に後ろ向き。このまま死んでもええと本人は言われる。担当ケアマネとは付き合いが短く、関係性が築けていない段階。

課題

①外出ができない為、食料や日用品の確保が困難。訪問者にも対応できない。玄関の鍵を開けにいけない。

②キーパーソンの甥と連絡を取り合い、今後について話し合う。

③介護サービス導入

④各種支払いが滞ってきており、金銭管理が困難となってきた。引き落とし口座が他界された夫名義のままで、預金が底をつき判明。

対策

①③については、移動スーパーとくし丸を長年利用されており信頼関係も築けて、本人の嗜好も把握しているので、食料や日用品の供給を行う。1人で外出が出来ない為、お買い物をする為にヘルパーサービスを導入してもらうことを提案すると意外とすんなり了承して頂く。自宅の鍵については、本人了承の上、暗証番号つきキーボックスで管理(ケアマネ、ヘルパーのみ暗証番号を把握)。

④についてはキーパーソンの甥と話し合いの上で、役所関係の手続きを行なってもらう。生活保護も視野に入れながら、社協と担当ケアマネが協力しながら進めていく方向。

まとめ

今回の事例では担当ケアマネはいてるものの、担当歴が浅く、本人との関係性が築けていない状況だったことと、早く動かないと後々大変になるだろうと予測できたお客様で付き合いも5年以上になる為、とくし丸が率先して関係機関に働きかけて動いた事例だった。

大阪市では特に独居世帯が多く、今回のように家族と疎遠で、本人の状態が悪くなり手遅れになる前などに色々と問題が顕在化するパターンが多々あります。ただこの段階から支援していくには相当な労力がかかり、特に金銭や過去の契約関係の問題などは介入が難しいので多くのケアマネが頭を抱えます。昨今の核家族化、ご近所関係の希薄などもこのような問題が増加している一因かと思われます。

年末にさしかかり特に独居世帯を担当されているケアマネさんは年末年始を無事に過ごせるようあらゆる調整をバタバタとしており、この時期にイレギュラーな問題も飛び込んできて対応されたりと本当に大変だと思います。皆さんが無事にお正月を迎えられるようお祈りしております(おわり)。